満足度★★★
戦後間もなくの時代の空気は舞台セット、衣装、アコーディオンを中心とした演奏シーンなどで存分に感じさせてくれる。また場末の芝居小屋に集う人々の間に交わされる軽妙な会話のやりとりは人間模様がありありと伝わってきて楽しめる。ただ肝心の「ハナの咲かなかった男」二村定一に関してはもう少しフィーチャーして描くべきだったのではないかと思う。クライマックスであるはずの「君恋いし」の歌唱シーンには何の感興も起らず物足りなさを感じた。
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2019/09/28 15:07
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