満足度★★
ガチゲキさんはこれまでの全3弾を拝見してきての第4弾でしたが、
この一連の企画の根本的な否定になってしまいますが、
今回の作品に於いては、カーテンコール後のダメ出しの時間が蛇足と感じました。
この作品に関しては、日本全国が知っている元ネタの犯人がいて、
それが何年も逃亡した果ての物語が描かれている…のを観ていると、
観客としては事件を目撃している様な気持ちになって、
ある意味で入り込んで観る事も少なくないと思うのです。
その物語が終わった後に、ダメ出しが始まったのですが、
作品が重く元の犯人についてもどうしても頭にチラつく状態で、
「あの時の演技のここが…」と言われても、違和感しか無かったです。
本作をガチゲキ(ダメ出しあり)としてやる意義について考えてしまいました。
たぶん、この作品のアイディアがあったんでしょうね。
ただ、こういう作品であれば、通常の舞台として上演してカーテンコールで終え、
あとは観客が受けた、目の前で役者さん達が生きていた印象で良い気がしました。