死と乙女 公演情報 シス・カンパニー「死と乙女」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ロベルトは本当に独裁政権の協力者として、ポーリーナを強姦し弄んだ男なのか。段田安則はあくまで無実の善人のように見える。しかし、ポーリーナの宮沢りえの確信に満ちた告発は全く揺らがない。しかし、彼女のおもいこみなのか。かんきゃくはこの両者の間で、まずどちらに味方するか試される。

    銃を突きつけて、前非を白状するように迫る、緊迫の連続だった。
    宮沢りえの過去に囚われた告発が痛々しく、またまっすぐで凛としてカッコいい。いまさらながら、元アイドルとは思えない迫力だった。
    「なぜ私のような人間ばかりがいつも犠牲になるの!」「あなたを殺すことで私が何を失うというの!」のセリフは、地獄を見た女性の言葉として、ゾッとした。

    ネタバレBOX

    最後の段田安則の不可解な笑みが何を意味するのか。最後まで、謎のまま考えさせられる舞台だった。

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    2019/09/14 23:17

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