満足度★★★★★
家に帰ってさあ感想を書くぞと思ったら既に先人が。お二人とも何かを語らずにはいられなかったのだな。わかるわかる。
私はベテランお三方(たかお鷹、毬谷友子、辻萬長(かずなが))の芝居のうまさに口をあんぐりであった。オープニングは辻さんのミュージカルかオペラのような朗々とした語り、その要所要所に粒の揃った音を正確なタイミングで弾き出す毬谷さんの三味線と語り。三味線がない時もメロディーが聞こえ、リズムを感じる。もうこれは音楽劇だ。
お話は悲劇であり喜劇である。私は舞台の流れるままにちょっと泣き、大いに笑った。絶対のお勧め。65分+15分休憩+100分。
初日に続いて千秋楽も観劇
今回は朝海ひかるさんのセリフ回しのうまさに感心させられた。しかし彼女、元宝塚という感じが薄くて私には親しみやすい。
それと一度目には気に止まらなかった岩の間の聖人を迎えに行くところはくだらないセリフの応酬がなんともツボにはまったし、その後の音楽、とくにブルースハープの音色にやられてしまった。