満足度★★★
説明にあった
「平穏な日々を望んでいた主人公はなんとか自身の昇進を阻止しようと奮闘するが」
というのに惹かれて観に行ったけれど、このテーマの追及が足りないし、色々散らかした話を回収しないうちに強引にフィナーレになってしまった。今野浩喜さんの独特のおかしみは健在だし、矢島舞美さんの美しさも楽しめる。モロ師岡さんも味がある。なのにこの意味不明な台本は何なのでしょう?
Calmera というバンドの生演奏はうまいし迫力があって良いのだけど、演劇を観に行った私にはちょっと長いし回数も多い。確かにジャズではあるのだがアレンジ過多で私の好むジャズではない。まあ私は彼らのターゲットには入っていないだろうけれど。
有能な俳優さんを集め、実力派バンドとコラボしながら、1+1 が 2 どころか 0.8 くらいにしかならないというプロデュースの失敗例であると感じた。