期待度♪♪♪♪♪
恋愛映画が大嫌いだ。これは性分だ。変えられぬ。おとぼけの2人の世界に、置いてけぼりになるならまだいい。しかし、関係ない「他人」をサブキャストにするのはやめてくれ。
あなたの世界では「W主演」が絶頂のハイライトなのかもしれないが、「主演」は「他人」だって務めるさ、人生という舞台装置の上ではね。俺たちからすれば あなたが風景なのであり、わるいが公園のブランコのごとく、一体化していてくれ。
すこし熱くなりすぎた。
とにかく恋愛映画も、恋愛漫画も、ボーニンゲンの水準で有害図書指定してほしいのだが、待てよ?「真」だと?「辛」じゃない?アクション俳優・千葉真一の「真」だと?
これは逆説的にアンチ恋愛映画、あるいは漫画派の人々こそ観る舞台ではないか。いや、カップルだって、もれなく暖簾くぐって観ればいいさ。
なぜなら千葉真一の「真」なのだから。
ライオンパーマ、再演に次ぐ再演である。前回公演時には、10年ぶりに観たという知り合いが「劇団員も年取った」って、言ってたなぁ。男は貫禄をつけ、女は妖艶になったと、好意的に解釈しよう。(今作には若手も出演するよ)
ロストジェネレーションの代表選手、ライオンパーマが、今宵も もう一つの「世界」に招きます。