CINEMATIC 公演情報 Lady Bunnies Burlesque「CINEMATIC」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    自分らしさを表現するLady Bunnies Burlesqueと、夢の世界の物語を描くGN.BBs。
    それぞれのコンセプトを活かした2つのグループが初タッグを組んだCINEMATIC公演。

    その公演日はたった1日の豪華・贅沢なもの。妖艶という行儀のよい言葉よりはもっと色っぽさを強調した内容である。それは出演者が女性として、その肢体・姿態を十分意識し強調して観せようとしている。この公演は理屈的なことは抜きにし、その場の雰囲気を楽しんだほうが好いと思ったが…。

    この公演の最大の魅力は、観(魅)せること、観客に楽しんでもらうこと。それがしっかり伝わり、1時間30分がアッという間に過ぎた。まさしくエンターテイメントと呼ぶに相応しいショーであった。
    実際観て体験しなければ、その楽しさは分からないが、少なくとも会場内は大盛り上がりであった。
    (上演時間1時間30分 途中休憩10分)

    ネタバレBOX

    公演は司会であり道化師でもある りんたろう氏の前説の後すぐ公演が始まる。メンバー構成はシンガー、ダンサー合わせて10名。その全員が妖艶・セクシーまたはダイナミックなダンスで大人の世界観や子供心のようなキュートでハッピーな演出で魅了していく。またセクシーな衣装(替えも楽しみ)に身を包み、ステージ上だけでなく、時には会場に降り立ち、客席の間を体をくねらせ踊(躍)り抜ける。
    歌は、キューティーハニーなど全22曲を聴かせる。その曲の間の話も面白く会場・観客の気を逸らせない。観客・出演者やスタッフが一体となって熱狂と興奮を演出したワン・ナイト。商魂逞しく、出演者へチップ(Carrot)を衣装等に挟み込んだりして渡すシステムが…バーレスクショーのような、遊び心を誘うもの。

    気になった点が2つ。
    1つは、歌やダンスの振り付けと後景に映し出す映像の雰囲気が合わない。例えば黒い衣装にダーク系の映像は遠くから(Standing席で)観る人にとっては人物が埋没してしまう。また海と夕陽の風景の映像をバックにダンサーが後ろ向きで踊るシーンは、映像をワザと手振れまたはコマ送りをしているようで、せっかくのダンスに集中できない。人物(衣装等)やダンスの魅力と映像や照明のコントラスト、調和に工夫が必要ではないか。
    2つ目は、冴月里実さんの歌唱が弱く、第1回の「Lady Bunnies Burlesque Live vol.1」の時に比べると元気がないように思えたのが心配であり残念でもある。

    それと制作サイドは、入場時の対応をもう少しスムーズに行わないと開演時間が遅れる。

    次回公演も楽しみにしております。

    0

    2019/06/27 00:01

    2

    0

このページのQRコードです。

拡大