機械と音楽 公演情報 serial number(風琴工房改め)「機械と音楽」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    機械と音楽。前世紀それもロシア革命を背景とした前衛的な建築デザイナーのお話。 現代の普通の日本人にとってはなんとも「遠い」お話である。 それも大作、長編である。 正直ろばさん作品でなかったら「スルー」していたかも知れない。 しかし、行って観て良かった。 オープニングからぐっと持っていかれたし、僕にとってかなり曖昧な革命時代の背景もキャプションを交えながら説明してくれるしで筋で迷うことはなかった。 圧倒的な台詞の量はろばさん作品では毎度のことなので今更驚かないが、この時代に生きた天才デザイナーとその仲間たちの情熱、不条理、葛藤が見事でした。 緊迫し、気を抜けないシーンが多い中で唯一「ほっと」させてくれるのはニコライ君こと田中穂先さんの演技。 何処かでお見受けしたなあと思ったら数ヶ月前に「単純明快なラブストーリー(山口ちはるプロデュース)」で売れないバンドマンを演じておられていた方でした。 現代東京のミュージシャンから、前世紀モスクワの建築デザイナーへの転身、見事でした。 お疲れ様です(笑)。

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    2019/06/15 11:32

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