ブランデー!恋を語ろう 公演情報 動物電気「ブランデー!恋を語ろう」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    ■約120分■
    一部シーンのセットは書割、小道具に盥、「演技」にかこつけたセクハラまがいや体を張ったギャグが目白押しと、昭和の公開バラエティ番組さながらの泥臭い作風は相変わらず。しかしながら、大勢のキャストがせまい舞台をドタバタと駆けずり回ってバカ騒ぎをやらかす様は理屈抜きに楽しく、今回もその多幸感にドップリと。今作はふんだんなオカルト要素がバカバカしさとドタバタ味を助長して、いつも以上の面白さ。王道的なギャグの合間に散りばめられた想像の斜め上いくシュールなギャグも毎度ながらに堪能しました♪ 合唱曲のチョイスもナイス。
    私の記憶違いかもしれませんが、タイトルにある「ブランデー」はどこにも出てこなかった気が……

    ネタバレBOX

    元歌手で歌謡教室を開いている美人奥さん(宮下今日子)と、高校の現国教師の夫(森戸宏明)。夫妻の新築一軒家を舞台に、美人先生目当てに歌謡教室に通ってくるオッサンだらけの生徒たち、夫の教え子の女生徒たち、家に住みつく氏神様、歌謡教室の生徒の霊媒師の母(政岡泰志)、占い師の妹(新谷真弓)らが夫妻を巻き込み、大騒動を繰り広げる。
    何よりも笑ったのは、霊媒師の母と占い師の妹を持つくだんの生徒(小林健一)が、恋い慕う歌謡教室唯一の若い女生徒・ミサキ(帯金ゆかり)について言うセリフ、「あの安っぽいイヤらしさ、どストライクだ!」。
    言われた帯金さんは堪ったもんじゃないだろうが、なんとなく感じてたことをコバケンが代弁してくれてスッとしたのか、男性客がドッとウケてた。
    「大事な話があるんだ」夫が妻に言って歌謡教室用の小部屋に入り、ラッパをひと吹き。出てきた夫に妻が冷静な口調で放つ一言にも笑った。「あなたがラッパを吹くなんて、よっぽど大事な話なのね」
    すごいセンス……

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    2019/06/09 16:47

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