満足度★★★★★
友池さん脚本演出の舞台は4月の「注意書きの多い料理店」についで二度目の観劇となります。
千秋楽のラスト公演ということで、この回に至るまでの試行錯誤の末の、ほぼ完成形の成熟した役者陣のセリフまわし。それがすれ違い、勘違いコメディの部分で絶妙な間となって観客の大きな笑いを誘い、その温まった空気が演者達にも伝わり、さらにリラックスして好演するという相乗効果が生まれていた気がする。
主演の小山修平さんはじめ出演者の熱演に芝居の世界にドップリ浸ることが出来ました。
そんな中でも、ヒロインの妹であり、市役所職員役の増野彩夏さんに魅力を感じた。アップにまとめられた髪にパンツスーツ姿も役柄にマッチしていたし、後半のシリアスな場面でも確かな演技力を感じられた。今回はほとんど笑う場面がなかったので、次は笑顔が見れる役を観てみたい。