満足度★★★★
鑑賞日2019/04/26 (金) 19:00
座席L列12番
価格6,000円
2.5次元舞台の出演者の1人に入れ込むあまり勘違いと思い込みから暴走した熱狂的ファンの顛末。
程度の違いはあれりさ子が抱いたような妄想は少なからずあると思われ、また、りさ子の観劇仲間の言動やSNSの投稿(舞台上での表現方法も巧いしかつ愉快)などまさしくそのまんま、みたいな?
さらに2.5次元舞台の内幕(と言うかバックステージ?)もさもありなんな描かれ方をしており虚実ない交ぜ。
開演直前のちょっとした仕掛けや終わり方も現実世界と劇中との境界線をぼかす効果をあげていたと思う。
なお、りさ子のキャラクターにバーベット・シュローダー監督「ルームメイト」(1992年)のジェニファー・ジェイソン・リーやジョナサン・カプラン監督「不法侵入」(1992年)のレイ・リオッタを思い出した。
ガチ勢とは対極の一線(いや、破線か?)を引いた接し方をしている身ゆえ本作も冷静かつ客観的に観ることができた。