鑑賞日2019/05/01 (水) 20:00
価格1,500円
メモです。
20:00の回(雨)
4年ぶりです。もう少しで見逃すところでした。
人の気配がないビルの階段を上り3階へ。
どこが「何号室」かわからずきょろきょろするが、どうみても受付らしいのは人がいるすぐ左の1ケ所だけ。開演5分前開場ということで待つ。その間、徐々にお客さん。開演時にはかなり詰めての観劇。
入って左側に前後2列の椅子席、チラシの部屋でした。
正面に、お洒落な電話、本(安部公房、星新一、太宰治...)、フクロウ、灯り、丸い鏡が3つ。右にドア(鏡)、右にキッチン。
床に女、ガラスのボウル
殺風景、生活感がない、温もりを忘れたような薄暗く狭い部屋。
A. 「a ghost in the room 部屋の中の幽霊」
渋沢瑶さん
※こりっちで確認すると「余白」2013/5@学生会館、「せんてい」2014/2@プロト・シアターを観ていました。
モノローグ
男の影を追い、聖痕を慈しむ女。
身体(という運動感覚器官)が記憶体(脳の機能)に特化したデータ共有世界。
「リアリティ」の概念が変わった世界。
Take the 'A' Train
塔の完成、データ障害、異データの流入。
男の帰還。
観ている「女」はリアルな像なのか、観客自身もこことは別の「部屋」にいる、という設定なのか、永い眠りなのか、種の退化か世代交代か。
いろいろ想像しながら。
そのまま続いて
B.「the dollhouse 人形の家」
山崎聖香さんは初めて、南舘優雄斗さんは「東京」2015/5、「我がギャング はじまりへ」2014/12。
ダイアローグ
突っ伏していてた男は同一人物ではないらしい。
実存ではあるが、外界(部屋の外)が不鮮明。
抑揚(感情らしさ)のない会話。
飲まれなかった珈琲
熱
本/インストール/拉致/売り飛ばされる/成長する「物?」
大量生産/オリジナル/配信データ/
感染病
ようやく「ロボット」。
無の恐怖/シャットダウン/通電/空のボデイ
想像力
※SFロボット映画「エクス・マキナ」に「チューリングテスト」というのがでてきます。wikiってみると「ある機械が知的かどうか(人工知能であるかどうか)を判定するためのテスト」と。
本当の過去/平穏な日々
精神が消える?
進化とカラダの喪失
すべてにアクセス=理想の実現
意識のハック、強制睡眠
そして「三原則」
破壊、非干渉
身体の複製を伴う有機物と非生命体との対話、立場の交代。
そのまま続いて
C. the metamorphosis 変身
モノローグ
重城むつきさんは初めて。
オルゴールが無感情に鳴る。
箱、表情の喪失
性別のない平均的な存在、実験、指標
遺伝子組み換え、無特徴
宿命、自己肯定
殺人鬼
蛙
夢
大きな虫に変身
~21:12終演
3本目は少しトーンが違っていました。んー、人造?「ザ・フライ」みたいな感じ?
夜の回、初めての古びたビル、外は雨降りということもあり、いい雰囲気でした。リレーのようにお話が展開し、SF色もあり、好みの作風でした。