新・正午浅草 公演情報 劇団民藝「新・正午浅草」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    鑑賞日2019/04/17 (水)

    17日ソワレ(途中休憩15分はさみ140分)を拝見。

    ネタバレBOX

    『断腸亭日乗』を下敷きに、永井荷風の半生をスケッチした舞台。
    淡々とした作風ながら、特に太平洋戦争突入直前、戦争景気に沸き立つ日本の世情への荷風の批判的視線を描いたシーンでは、今、この作品を世に出した歴史的・政治的意味合いを噛締めつつ拝見させてもらった。

    ところでだが、民藝さんに限らず、老舗劇団さんの公演に足を運ぶと、主だった役者さん達と共に観客も歳を重ねていくんだなぁ、とつくづく実感させられる。
    ただ、実年齢に見合う年輪を重ね損なった不肖の我が身には、ある意味、老舗劇団の達観された枯れた味わいよりも、カレーのようにスパイシーなテイストの小劇場の方がまだ水に合うのかなぁ、と本作品を観終えた後、再認識したことも合わせて記しておく。

    【配役】
    永井荷風:水谷貞雄さん(終始、良く通る発声に、「壮年期」における身のこなし…御歳を知って驚嘆しました)
    荷風の父親: 伊藤孝雄さん(子供の頃、ブラウン管の向こうでお馴染みだった役者さん)
    終の棲家である千葉県市川市の荷風宅で世話をする近所の女:田畑ゆりさん
    戦前の銀座での荷風の友人:松田史朗さん
    市川の荷風宅を訪ねてきた、荷風の昔の妾・お歌:白石珠江さん
    玉の井の娼婦・お雪:飯野遠(いいの・おん)さん
    東京日日新聞(毎日新聞の前身の一つ)記者:佐々木研さん
    荷風ファンの若いカメラマン:みやざこ夏穂(みやざと・なつほ)さん(好演!)
    壮士風の男(実は菊池寛。戦争翼賛派ゆえに荷風は忌み嫌っていた):梶野稔さん
    若い新聞記者:大中耀洋(おおなか・てるひろ)さん
    カフェの女給(Wキャスト):高木理加さん/長木彩(ちょうき・あや)さん

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    2019/04/17 23:19

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