満足度★★★
7日マチネ(2本立て・70分)を拝見。
前半の『ぼくらは生れ変わった木の葉のように』は、自分も観たことのある、清水邦夫の有名な戯曲。
中野坂上デーモンズの憂鬱さんがどう調理するかと期待していたが、予想よりはオーソドックスな芝居だった。
それにしても、セリフに出て来る「偉人」達に時代性を感じる他は、今でも充分通用する凄い戯曲だなと改めて感心させられた。
【出演】
夫…竹口龍茶(たけぐち・ろんちゃ)さん(表情や声が「阿部寛」していて、個人的に大ウケ!)
妻…梢栄(どの舞台でも安心して観ていられる信頼感)
妻の妹…きずきさん
家に車で突っ込んできた男…てっぺい右利きさん
同乗していた女…宝保里実(ほうぼ・さとみ)さん
後半の『稽古』、前説で「予行練習」したおかげか、前半の「ぼくらは…」から、すんなりと移行できたのでは?
狙い通り?手段(稽古)が目的(本舞台)を追い越していく、若さと勢いの過剰な熱量の発露で、存分に笑わせてもらった。
【出演】
榎本…榎本栞さん
シホミン…郡詩歩美(こおり・しほみ)さん
安藤…安藤江莉佳さん
矢野(上記3人の先輩女優)…矢野杏子さん
それにしても、久しぶりの新宿ゴールデン街劇場は、相変わらず、アクティングエリアの間近さにマジか!とビビる、摩訶不思議な空間だなぁ。今回の2本の短編との相性も抜群に思われました。