満足度★★
鑑賞日2019/03/23 (土) 12:00
役者は当日の公演で、初めて台本に目を通し、演じるといった斬新な企画の舞台。
もちろん、稽古も演出もないので、役者は集中力と機転、反射神経を試されるわけだ。
事前に、舞台装置の説明くらいの打ち合わせはあるのだろうけれど、同じシュチュエ―ションで演じられるのは、一生に一度だけだから、何ともはやまさに正念場の芝居。
私は最初の吉野美紗さんの舞台を拝見。1時間きっちりだけれど、なかなかに緊張感ある舞台だった。
何を書いてもネタバレになるので、それは後述1つだけにして、気付いたことを1つ。
その場で初めて台本を読むのだから、朗読劇の体裁になるのだけれど、それでも作業や演技が伴うので、台本を片手に持たなくてはならないことが多い。
しかし、台本がバインダーに綴じたりしていないために、片手で本の背を持つと紙面が反り返ってしまい、読みづらそうなことこの上ない。結局、視界が紙面をとらえきれずに、セリフが切れ切れになることが多かったのはかわいそうだった。そこは、役者の力量と関係ないので。