ロミオとシラノとジュリエット 公演情報 CAPTAIN CHIMPANZEE「ロミオとシラノとジュリエット」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    照明の細やかさ
    チケットプレゼントで拝見しました。ありがとうございました。

    普段は、せいぜい暗転のタイミングとか回数くらいしか、照明効果など気にかけないのですが、この舞台ではその存在感に気づかされました。
    前に出過ぎないように、でも確かに全体をリードしているような。
    役者の熱演とかそういったもの以上に、まずそれが心に残りました。

    他にもいいところがあるのですが、残念だった点などを、あえてネタバレとして書こうと思います。

    ネタバレBOX

    ロミオが得た「強さ」とは、なんだったんでしょう。
    平安のためには、死んだほうがいい人間もいるということなんでしょうか。
    その是非は別にいいのですが、あっさりとそれを受け入れ、その後の葛藤などがまるで無いように見えたのは、彼の成長というより、人間が変わってしまったように思えました。
    物語の流れとしては、敵討ちなどは盛り上がりますが、人物の一貫性が失われてしまうのは、諸刃の剣かなと思いました。

    また、親友同士の2人の男から想いを寄せられたジュリエットの、感情が描かれていないようなのも寂しく思いました。
    想う側だけでなく、想われる側としての女の部分にもっと焦点を当ててもらえたら、もう少し深く入り込めた気がします。

    最後、『泣いた赤鬼』に泣ける人は、シラノの選択に泣けるのかもしれませんが、、少し無理があったように想います。

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    2009/03/27 22:14

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