満足度★★★★★
周囲の反応、言動がこんなにも冷たく加奈子が追い詰められてゆく…加奈子の妄想を通して見えてくる自己防衛的な意識が、妙に自分と重なり合ってゆく。物語が進むに連れ次第に重なりの影が少なくなりいつしかピッタリと重なる重なる妙な違和感に包まれる。妄想癖。そんな一括りで仕切られるものではないが…とても面白く引き込まれる演出は心地よい。映像的な見せ方に近いところもあるが、これを上手く舞台に昇華できると、なお面白かったと思う。言葉選びやテンポがクールな感じで決まってた。次回作はどんな物語を描くのか楽しみなところです。
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2019/02/05 10:43
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