どうぶつ会議 公演情報 こまつ座「どうぶつ会議」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    動物役の俳優は皆、それらしい扮装で登場し、ライオンキングのような雰囲気がある。(あれほど凝ってはいないが)。開幕、まず、5頭の動物が客席に現れて、観客が劇場に閉じ込められた人質であることが告げられる。このように、観客参加型の芝居。知り合いの座長さんに始まる前に、「童心に帰って歌ってください」と言われたが、本当にそうなった。動物たちの歌と観客の参加でつくる、反戦反公害の童話コメディー。

    小学生くらいの幼い子と見たらサイコー。すぐ理屈やリアリティーで考えると、たのしめないかもしれない。

    ネタバレBOX

    ギターやパーカッションの生演奏で、音楽の比重が高く、それがこのシンプルな物語にはあっていていい。曲はひさしの歌詞に今回新たに作曲されたもの。
    ライオン、象、猿、キリン、シマウマ、ヒョウ?その他アフリカに集まった動物たちは、ハチ作戦、イナゴ作戦、ネコ作戦(これらはケストナーの原作にはない、ひさし得意の愛らしくも馬鹿馬鹿しい珍作戦)で、人間に戦争と環境破壊をやめさせようとするが、あえなく失敗、最後は、原作と同じく、世界中の子供たちと協力して、動物と子供の団結で大人を改心させる。観客はみんな子供役を果たすわけだが、擦り切れた童心で大声で歌うのはけっこう大変だった。

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    2019/01/25 10:17

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