満足度★★★
チケット代が手ごろにも関わらず毎回パンフレットが凝っていて感銘を受ける。(「ミズウミ」のパンフはすばらしかった。未だに手元に残しています)5分や10分くらい平気で開演を遅らす劇団が散見される中、開演時間を厳守しようとする姿勢にも好感。
お芝居自体は「何んでも無い」「殺人リレー」「火星の女」という、それぞれ中身の濃い短編3作からエッセンスを抽出し、マッシュアップして75分にまとめるという力技(だからカタカナ表記?)のため、少々強引だったり物足りない印象も。
作品に流れる不穏なムードは上手く醸成されていたので、できれば「何んでも無い」だけにピントを絞り、姫草ユリ子の人を惑わす魅力と狂気を存分に描いてもらえれば・・、という勝手な願望も抱いてしまった。
※余談ですが、開場時に予約客も当日客も同様に到着の並び順で入場させていましたが、できれば先に予約客を入場させ、その後に当日客を入場させるという形にしていただいたほうがよいように思いました。特に今回はPassMarketによる先払い制だったので。