満足度★★★★
バングラデシュの劇団。ベンガル語上演・日本語字幕。広島・長崎・第五福竜丸などを軸に人類の罪を描く。
超が付くほどド直球で、最初から最後まで熱量が凄まじい。
上演時間90分なのに疲れた。
原爆は酷い、戦争は酷い、テロは酷い、その責任は私にもある、というテーマ。そこの台詞は短いが、ずしり重さがあった。
やや力で押し切られた感じはあるが、そこをつなぐには何かが、もう少し足りないようにも感じた。
劇中で触れられるある方について、敬意を払うために観客にアクションを起こさせるのには、意表を突かれた。こういう方法は今まであっただろうか。それによってどこか他人の話として見ていた観客である「私」が巻き込まれた一瞬ではあった。