芸術祭十月大歌舞伎 公演情報 松竹「芸術祭十月大歌舞伎」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    十月は芸術祭で大作が一杯です。

    昼の部は「三人吉三巴白浪」で始まり、「大江山酒呑童子」「佐倉義民伝」。今回の吉三は、お嬢に七之助さん、お坊に巳之助さん、和尚に獅童さんと、夜鷹に鶴松さん、んーちょっと今一な感じでした。「大江山酒呑童子」は、酒呑童子に勘九郎さん。十七世中村勘三郎のために書き下された中村屋ゆかりの舞踊劇だそうです。最後は「佐倉義民伝」。むかし、勘三郎さんのコクーン歌舞伎で観て以来でした。初演は、嘉永4(1851)年、江戸中村座だそうです。今回は、白鸚さんが本当に素晴らしかったです。ラストは本当に感動しました。

    夜の部は「宮島のだんまり」で始まり、「義経千本桜 吉野山」そして「助六曲輪初花桜」。「宮島のだんまり」は、もう「だんまり」という様式美をずーっとやってます。個人的には喋ってほしい。。。「義経千本桜 吉野山」は、勘九郎の源九郎狐に、玉三郎さんの静御前。源九郎狐は、やはり難しい役。いろんな人がやるけど、当代の役者さんでは、やはり猿之助さんが一番うまいかな。玉三郎さんの静御前は素晴らしかった。最後は「助六曲輪初花桜」で、仁左衛門さんが助六。成田屋バージョンとは少し異なりますが、仁左衛門さんは背が高いので、やはり絵になります。彌十郎さんのお笑い部分もとても良かったです。

    と言うことで、とても素晴らしい演目に素晴らしい役者さんで良い月でした。

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    2019/01/07 15:53

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