満足度★★★★★
なんという面白さ!
圧巻の舞台!
唐十郎の戯曲はさすがだっ!
金守珍さんの演出もテンポいいし、ラストまで一気に見せる。
金守珍さんもいいのだが、若きヒロイン清水美帆子さんが、あの濃い中にあってもビー玉のように光る。
生演奏も歌もいい!
山谷初男さん&中山ラビさんの生歌最高!
言ってしまえば、いにしえの(33年前の)アングラ演劇なのだが、古びることはない。懐古趣味で見ているわけではないのだ。
どんなに古い、あるいは中途半端に古い(古典にはならない)戯曲であっても骨がしっかりとしていて、演出と役者が確かならば、いつの世に観ても面白い演劇になるということだ。
劇中歌「氷イチゴの歌」は小室等さん作だということを後から知った。