『超速!大陸横断鉄道!』 公演情報 劇団FUKKEN(腹筋善之介演劇研究会、略して「腹研」改め)「『超速!大陸横断鉄道!』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/11/24 (土)

    「昔懐かし鉄道暴走モノ」の態で、様々なパロディ的なお遊びがぎゅっと満載。所々、これまた懐かしさ溢れる空想科学的なトンデモ設定が舞台を賑わす。

    一方で日本の貧困問題を揶揄したり、少女の奇行に…貧困層の生きる手段を投影したりと…社会派のピースも散りばめられているが、シナリオの本筋は割とストレート… 本作の醍醐味はむしろ演出にあった… というかそもそもの発想に!

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    カメラ(観客視点)が動けないなら、役者達をそっくり動かしてしまえ…と言わんばかりのマスゲーム感溢れるパフォーマンスが生み出す360°全方位立体感。

    平面空間だけじゃないからね、驚くべきことに上下にも回ったからね(笑)

    アクションが感じさせてくれる「G」から… 素舞台にも関わらず、列車が浮かび上がって見えてくるのが分かる。
    あとね、音楽が何やら映画を見ている様な空気にしてくれて、音楽の空間支配力も感じさてくれました。

    総じて…3Dアトラクション演劇、そんな空気の濃い作品でした。

    なお、異様な死体操作(傀儡?) がちょっと唐突でイメージ湧きにくかったかな。

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    2019/01/03 19:12

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