満足度★★★★
鑑賞日2018/10/28 (日)
遠く愛媛の劇団なのに何という御縁か、つい1ヶ月前…まつもと演劇祭で『「X(キー)」代入解なき代替可分者の対話』という…何とも噛み応えのある…生々しい想いと不安と感情が降り注ぐのを拝見しています。
そしてまたもや数学物理化学の匂いがするタイトルですが、はっきり別モノなので当然別の作品かと思いきや、…いや確かに別の作品なのですが、どうも同じ軸線上にある思考の元での作品でした。
ある「劇中劇」の創作過程、社会に対するモヤモヤ、伝わらぬ想い、伝えられぬ拙さ、溢れる憤り… 本作品でも「同じパーツ」を使いながらも… アプローチを変え、過程に丁寧さが増したことで、見えてくるモノが変わっていた感触がありました。
以降、ネタバレBOXへ