満足度★★★★
鑑賞日2018/09/29 (土)
松本に来て、一番最初に観たのが 名古屋でお馴染みの試験管ベビーというご縁。しかも一番好きな「勧進帳と身替座禅」です。色んな意味で意欲作の歌舞伎オマージュ。初演は名古屋歌舞伎の聖地 御園座至近の小劇場でやってたんですよ。
勧進帳は、古典と現代の率直なギャップを…特に若者感覚で描き出す笑いの数々。良い意味で痛快な悪ふざけ感が楽しい。
そして劇団の特色でもある「お客様参加システム」!
それを体験してもらうのに「大向こうの掛け声」は最適だったのでは?
跡形もなく粉々になっていく屋号!、最高ですよね?
松本の人達もきっと楽しめたはず。
身替座禅は… かこさん… 松本初御目見得がこれで大丈夫だったんですかね(笑)
アノ姿で松本民の脳裏に鮮烈に摺り込まれましたね。
名古屋民向け情報。千枝&小枝コンビが新キャストで、演じるは…既に試験管ベビー お馴染みの顔となりつつある山岡黛佳さんと… 水本いくみさん! 彼女は何とコレが初舞台!
しょうもない右京に何故か尽くしちゃう…元気でお茶目な…ちょっと毒舌の侍女sを好演でした。
ところで、演劇祭を巡って客席にいると、お世辞じゃない生の評判を耳にすることもあるわけで…
上演したその場ではない別の会場で、試験管ベビーを観た人が その友人に「試験管ベビーは観た? あれはとても良かったよ。」と褒めているのを2度聞きましたよ!
上首尾!