満足度★★★★
人は、多かれ少なかれ悩み苦しい時、あぁ あの時は良かったと回想することがある。この公演はそんな情景を面白可笑しく観せるハートフルコメディ?のような物語。
小学校・中学校時代などへ往還させ、その都度役者が衣装等を変え、演技の技量を観(魅)せる。普通にいる人々の日常の坦々とした暮らし、そんなあり触れた光景に、ふっと昔のことを懐かしむ思いが入ってくる。何となく「もどかしい」「たゆたう」心情、物語はそんな思いが漂流し何処へ行くのか。この公演、言葉で説明し難いことを上手く表現し伝える、そんな芝居ならではの魅力溢れる作品であった。
初めて行く劇場であったが、新装オープンしてから間もないらしい。そしてこの公演は「オメガ東京オープニングフェスティバル」参加作品という。2018年師走、個人的には色々あったが嫌なことは忘れ、おめでたい所でハッピーいや癒やされるような気持になれたのは良かった。
(上演時間1時間55分) 2018.12.27追記