鑑賞日2018/12/15 (土) 18:00
18:00の回(晴)
17:30受付(整理番号あり)、2階で待機、17:55会場(地下へ)。
すでに緩く怪しい空気が漂っている。
誕生からおよそ400年の時が流れ、換骨奪胎、いやバブル感覚でリメイクしようというのかウォーミングアップに余念がない。
18:05前説、開演〜19:23終演。
2015/10ザムザで眠りに入り、2017/10に覚醒。2018/2は都合がつかず1回休み。
1年ぶりの公演...ですが途中で高校生の公演を観にいっているのであまり間が空いた感じはしません。
今日は普通に受付していましたが、先月きたときは「整列」「会話」「喫煙」不可で、近隣からクレームがあったのかなという状態でした。
さて、鮭スペアレですが「ごどー」からなのでほぼ5年、全作がシェイクスピアというのではありませんがいろいろ勉強になりました。
マクベスは比較的知っているほうではないかと高をくくっていたら、視界いっぱい、温めの妖しさはなんでしょう。
どうみてもバブルの残滓、それは驕る権力の結末を暗示しているようです。
洋楽器が生を鳴らし、木魚(仏具)が死を鳴らす。それは盛者必衰の調べ。その流れに身を沈めた屍たちから霧がたつ。
魔女のコトバが好きです。というのか魔女という設定が好きなのかもしれません。
闇のなかの真っ黒なサングラス、血の色なのか空洞にすぎない木魚の打たれる音、血塗られた刃のようなスカーフ、流転する光を発するミラーボール、擦られ、引っ張られ悲鳴を上げる西洋楽器たち、赤子を連れ去る怪しい糸、墓穴のごとき地下の閉鎖空間、すでに砕けている墓石、枯れた湯。
なんとよい(悪夢をみそうな)舞台装置なのでしょう。