満足度★★★★
舞台はほとんどナースステーションで、下手上方に必要に応じて病室が現れる。
基本は看護師あるあるの喜劇だが後半は新型感染症との戦いで緊張感に包まれる。上手くできた台本で役者さんも自然体で安心して観ていられる。私はもう少し尖がったところが欲しいのだが、そういう観客はすっぱりと切り捨てて、現在の方針を選択しているのだろう。
ところで私の父が病院の事務長をしていたので「ちょっと事務長の扱いがひどくない?」とはこの作品に限らず病院ものではいつも思うことである。父の供養に、事務長が大活躍する病院ものをやって頂けないだろうか。…誰も観ないね(笑)。そうそう父が「医者によって外来の人数が全く違ってくるんだ」とボヤいていたのを思い出してしまった。事務長って大変なんですよ(笑)。