満足度★★★
鑑賞日2018/10/27 (土) 17:00
価格3,500円
早世のカリスマアイドルとマイナー地下アイドルをめぐるあれこれ、深読みや誤読の余地もあり面白かった。
実は「芝居の嘘」では容認しきれない「大嘘」とそれはどうよ?な場面もあったのだが、それでも醒めずに最後まで惹き付けられるのは謂わば「瑕のある珠」か?
「艶歌の竜」こと歌謡曲プロデューサー・高円寺竜三を主人公にレコード業界・歌謡界の内幕を描いた五木寛之の作品(複数)の現代版・地下アイドル版的なニオイがする部分もあった。
いやしかし、この芝居のために地下アイドルグループを作り、半年間かけてのアイドル活動でついたファンを芝居に引き込み、劇中のライブ場面の盛り上げに利用するとはなんたる策略。思いついてもそんな気長なこと、実現させないよねぇ?(笑)