満足度★★★★★
「祝杯ハイウェイ」
ここは劇団自体の熱量もハンパないですが観客の熱量もかなり高い。
自分が思うその理由はドンと突き放したかと思うとギュッと抱きしめてくるような揺さぶり力ではないかと・・・何というか惚れてしまいます。
(実際にその様な行為があるという意味ではありません)
ずっと玉の輿を妬むだけの青春を送り、45歳にして遂に韓国式よもぎ蒸しエステ経営者(70代)の後妻の座をゲットした女性を軸にしたストーリー・・・といえばいいのでしょうか(その前に軸にした でいいのだろうか)
何と説明すればいいのか分かりませんが、とにかくメチャクチャ凄いです。
役者さんが全員、車(ホビーだけど電動)に乗って、舞台・花道をグルグル回って会場はもうパリピ状態です。
なんか細かい事など、もうど~でもいいです。
まさかの客演の方々も含め、恥という概念を捨て去り、完全に吹っ切った役者根性がやたら眩しく見えます。
終演後、身体にかかったキラキラ紙吹雪(正確には小さく折り鶴の形にパンチングされた銀紙)を知らない観客同志で払いあうのもまた楽しい。
ちなみに初見の人でも全く問題はありません。