満足度★★★★
受付の人に「再演か新作か」を訊ねると、確か「新作」と言った。実際は再演だった。初めて味わう新感覚。「不思議ちゃん」と人格で名指したくなる芝居だ。私が観た回は演劇人の客が相当数来場と見受けたが、その注目の芝居は型破りな文法で、作者なりの苦悶はあったのだろうがそれが見えず、客に媚びる瞬間は1秒もなく、気高く、妙な終わり方をしていたが言葉を言い切る快さが残った。達者な俳優にも助けられ、テキストの不思議ちゃんな風合いを醸していた。初見の劇団だが嬉しい出会いである。
ネタバレBOX
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2018/11/03 01:22
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