エレベーターの鍵 公演情報 大人のためのおとぎ話(文学座有志による自主企画公演)「エレベーターの鍵」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/10/19 (金) 20:00

    タイトル「エレベーターの鍵」は、夫が最初に妻から取り上げた物の意。
    それを取り上げるのは、愛なのか?というお話。

    ネタバレBOX

    エレベータの鍵を持つことで、外界との接触を持っていた妻は、住居の周囲を散歩していりと、見知らぬ男から花を送られる。このことに怖れを抱いた妻から、夫は「心配だから」と鍵を取り上げる。
    そして、彼女が身体の一部に不調を訴えるたびに、夫は友人の医師からその不調の原因を取り除いてもらう。簡単な手術によって。足が動かなくなり、音が聞こえなくなり、目が見えなくなり。

    果たして、夫に愛情はあったのだろうか。かなり怖い話。
    最後に、妻の苦悶の声に神経を削られる夫を心配した医師は、妻の声をも取り上げようとする。
    これに初めて抗う妻。そして結末は、、、

    人間は苦痛を伴うことでしか生きては行けず、その苦痛そのものを排することは、人間として生きることを否定してしまうことなのだということか。夫の盲目の過保護が招いた悲劇とも見れるし、生はあらゆる不自由をも受け入れることなのだという諧謔的な喜劇とも見れる。

    あの医師って、何を象徴しているのだろう。

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    2018/10/22 14:12

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