満足度★★
鑑賞日2018/08/31 (金) 19:00
チケットが安く手に入ったこと、フライヤーやタイトルがとても洒落ていて興味をもったことから、ダブルヘッダー観劇を厭わず拝見いたしました。説明書きを読んでも、芝居の内容は判りようもなく、本当に期待値だけで観にいったのですが、オープニングからはちょっとずつテンションは下がり気味。
神保町花月が吉本興業の劇場であることは、重々承知しておったのですが、どうにもはや、芸人さんたちのノリが(ご本人達は真摯に演劇として取り組まれているのでしょうけれど)、微妙ににじみ出てくる感じがしててくる感じがして、舞台に集中できません。
やはり、環境というものは重要で、普段使いの場所から離れてやるべきではなかったかなあ。
芸人さんが芝居をしているのではなく、芝居に芸人さんが出ているという前提で。
吉本が主催している映画祭みたいな感じが拭えなくて、集中できない。
インタビュー動画でも、語られていますけれど、どうしても役者さんとの差別化を図ろうとして、笑いの部分への引きがある感じがする。初演の方が、むしろ真摯な舞台だったと想像する。
作品内容は、親族や周辺の人々が親切と誤解と覗き見趣味とええかっこっしいとで、微妙なズレが生じるシチュェーションコメディ風人情劇。当日配られた人物関係図も、役に立ったし、もう少し笑いを押えたら、もっと笑えたような気がする。