さんたばっぐの公演はとにかくチャレンジの連続。どんどん新しいアイデアを生み出し、実際に試してみる。予約特典オリジナルグッズ、託児サービス、全席指定、等々・・・最早お馴染みとなっているが、最初のチャレンジが無ければ実現しなかった筈だ。
今回はミステリー仕立て、という事で、劇中に出てくる暗号解読を事前にチャレンジ出来る(答え合わせは劇中で、という訳だ)特典付の“ 体感シート ”が企画されていた。ミステリーファンには嬉しいサービスに違いない。(ちなみに推理小説に疎い私にはサッパリ解けなかった。)
謎解きの伏線も随所に散りばめられていて、話の流れも矛盾なく組み立てられている。退屈することもなく最後まで観ることが出来た。
どこがどう悪いって訳じゃないんです・・・が・・・。
チラシで120分とされていた上演時間が、150分にまで膨らんだ事だけは、ちょ~~~っと、いただけなかった。
いや、これでも頑張って縮めた、纏めた、というのも聞いてます。もっともっと色んな小ネタや新企画をやりたかった、というのも察せられます。直前にツイッター等で上演時間の変更の告知をしていたから、知ってました。まぁ・・・荒井さんだから・・・・皆覚悟はしてたと思うけど。
上演時間があらかじめ判ってるというのは、公共交通で移動する人間にとっては、予定が立てやすくて有り難いのですが、それが狂うとなると、反って困ります。
せめて・・・15分オーバー位にして欲しかったです。そしたら“ 約 ”120分、と言えた・・・かも。
オリジナルの脚本で勝負するという姿勢自体は頼もしい限りなので、いまひとつの研さんを期待しています。
次回作では・・・!