アンタレスへのラブレター 公演情報 EN劇集団さんたばっぐ「アンタレスへのラブレター」の観てきた!クチコミとコメント

  •  さんたばっぐの公演はとにかくチャレンジの連続。どんどん新しいアイデアを生み出し、実際に試してみる。予約特典オリジナルグッズ、託児サービス、全席指定、等々・・・最早お馴染みとなっているが、最初のチャレンジが無ければ実現しなかった筈だ。
     今回はミステリー仕立て、という事で、劇中に出てくる暗号解読を事前にチャレンジ出来る(答え合わせは劇中で、という訳だ)特典付の“ 体感シート ”が企画されていた。ミステリーファンには嬉しいサービスに違いない。(ちなみに推理小説に疎い私にはサッパリ解けなかった。)
     謎解きの伏線も随所に散りばめられていて、話の流れも矛盾なく組み立てられている。退屈することもなく最後まで観ることが出来た。

     どこがどう悪いって訳じゃないんです・・・が・・・。
     チラシで120分とされていた上演時間が、150分にまで膨らんだ事だけは、ちょ~~~っと、いただけなかった。
     いや、これでも頑張って縮めた、纏めた、というのも聞いてます。もっともっと色んな小ネタや新企画をやりたかった、というのも察せられます。直前にツイッター等で上演時間の変更の告知をしていたから、知ってました。まぁ・・・荒井さんだから・・・・皆覚悟はしてたと思うけど。
     上演時間があらかじめ判ってるというのは、公共交通で移動する人間にとっては、予定が立てやすくて有り難いのですが、それが狂うとなると、反って困ります。
     せめて・・・15分オーバー位にして欲しかったです。そしたら“ 約 ”120分、と言えた・・・かも。

     オリジナルの脚本で勝負するという姿勢自体は頼もしい限りなので、いまひとつの研さんを期待しています。
     次回作では・・・!

    ネタバレBOX

     昔々、或る所に一人の同人漫画描きが居りました。
     「・・・何で、こんな下手クソな漫画を描いてるのかって?
      だって、あたしの読みたいSTORYを、だあれも描いてくれないんだもの。
      自分で描くしかないじゃない!!!」
    ―――そうして彼女は自らの睡眠時間を削り、網膜剥離という病と闘いながら、
    漫画を描き続けましたとさ。
    めでたしめでたし。

     ・・・・んで、星野幸一さんは、何がしたくて小説家になったの?
     いや、百歩譲って、デビューはしたものの「まったく何も浮かばない」から美月さんと「合作」したと言うのなら、何で最初から“ 共著 ”にしなかったのかな・・・。この芝居で、一番理解に苦しんだキャラクターがこの人。いや、そういう役なんだから俳優さんが悪いんじゃないんだけど・・・
     “ モノ描きなめんなよ ”
     って言いたくなりました。―――どっかの朝ドラじゃあるまいし・・・。

     所変わって、現代の晴れの国に、一人のお婆さんが居りました。
     「何で、こんな拙いレビューを書きなぐってるのかって?
     だって、こりっちの“ 観てきた ”を、だあれも書いてくれないんだもの。
     “ 岡山には舞台観て来たっていう客がただの一人も居ないんだってさ・・・ ”
    って言われる前に、あたしが書くしかないじゃない!!!」

    0

    2018/08/29 19:39

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大