満足度★★★★
舞台美術が異常にかっちょいい
舞台美術が異常にかっちょいい。
しかもそれが芝居の根幹を成すという。すごいなあ。
97年作の戯曲自体はややださい素材だろうと想像するが、
ちゃんと、いま可能な家族、として観れた。ぎりだけどね。
サンプルというチームのバランス感覚と役者がよいのだろうなあ。
何かが憑依したような父親役の猪俣さんに釘付けになる。
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以下、芝居と無関係な話を。
「アフタートーク」ひどい。芝居と観客への侮辱じゃなかろうか。
あれは一体誰のための時間なのかと問いたい。
具体的に書かないがサンプル主宰の方ならわかるだろうと信じる。
あと、関係者席多すぎだろうと思ったけどどうか。しかもいいとこなのな。
あと、フェスティバル・トーキョーの予算の話。
広告費よりもたとえば、一つ一つの公演期間を伸ばしたり、チケット代を安価にするってぇ方向とかに使えば、舞台芸術のお祭りへの参加者がもっともっと増えるんじゃないかなあ。現実的に可能なのかどうかはわからないでいる外野の意見で恐縮ではありますが。