満足度★★★★★
最初から最後まで15人のキャストが出っぱなし(ただ、だんだんと実質的なキャストは減っていきますが)で場面も地下室のみでしたが、最後まで緊張感が漂う90分でした。
だれが本当の仕掛人・主催者なのか、だれが本当の意味での悪人なのか、最後の最後まで目の離せない舞台でした。確かに万死に値する悪人もいましたが、中には死をもって償うほどの罪は犯してないのではという参加者もいて、本当にあそこまでする必要はあったのかは意見が分かれそうです。正直TV・映画のラ〇ア〇ゲームを連想させるシーンが多かったですが、お金だけでなく命を懸けたゲームということで、一層人間のエゴだったり醜さだったりが目立つ問題作だったと思います。
前説もこれから始まる舞台のムードに合わせた口調でよかったですし、舞台のムードを壊さないために、開演前の物販もなし、終演後のダブルカーテンコールもなしと、舞台づくりに徹底しているところは、Zero Beat.のこの舞台へのこだわりが感じられてGood。