満足度★★★★
鑑賞日2018/07/06 (金) 14:00
座席1階B列10番
かなりの回数、再演を重ねてきた本作品。今回も3回という少ない公演回数で、今回で俳優座としては最終公演となる。原題は「長男」なんだけれど、確かにこちらの題名の方がイメージはしやすい。ロシアで終電を逃すとどうなるか、、、
そして、昨日終電を逃した主人公ウラジーミルのラストのセリフが、うまいオチにもなっていて、やはり「もし、終電に乗り遅れたら…」というタイトルは、秀逸だな。
ストーリーについては、いろいろなところで語られているので省きますが、嘘の上塗りが結果としては、人間に真実を見出させるという逆説的な話。それも諧謔的な趣ではなく、ハートウォームな意味で。笑って、ぐっときて、ちょこっと泣けて。日本人が好きな(って決めつけてはいけないけれど)人情喜劇です。