離宮のタルト 公演情報 世の中と演劇するオフィスプロジェクトM「離宮のタルト」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    テーマは味覚だが、その背後は
    案外、壮大です!(^0^)
    導入音楽も良かった。

    あるパティシエが味覚障害の恋人の為に夜毎、スイーツを作り続けるという、なんとも羨ましい物語なのです。

    つまりは、観終わった後は必ず、スイーツを食べたくなる!という世にも恐ろしい物語なのだ!ったら、なのなのだっ!

    以下はネタバレBOXにて。。

    ネタバレBOX

    スイーツを作る為にフランスでは砂糖の輸入を大量に欲していた。貴族や王宮では贅沢三昧に放蕩した挙句、怒った民衆が暴動を起こし、それが後のフランス革命となるが、そうなる背景にはヨーロッパ人がアフリカから奴隷たちを西インド諸島に運んでサトウキビを作らせた経緯がある。
    これが俗に言う奴隷狩りで、金になった砂糖の為に黒人は酷使されて、その生涯を閉じたものが多い。

    そんな歴史を取り入れながら、今回の芝居の舞台は大まかに3つの物語が絶妙に少しずつ繋がって、その時代背景を大きく膨らませる。

    マリーアントワネットの為にだけ作られたタルト・オー・プチトリアノー。
    一方、味覚障害の恋人の為だけに作られたメレンゲのタルト。

    フランス貴族には必ずスイーツとワインと香りの三種の神器は欠かせないが、砂糖=甘い=幸福という単純な方程式が成り立つと思う。毎晩スイーツを食べさせられた味覚障害の恋人は果たして幸福か?幸福とは何か?を追求したテーマだったように思う。

    いあいあ、やっぱ、ニンゲンは美味しいと感じるものをお腹いっぱい食べられることに越した事はないっす!つくづくそう思います。

    毎日ごはんが無性に美味しい!
    だ、誰かーーー、この食欲を止めてーーーー!!


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    2009/03/05 18:06

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  • おーじ>
    ここの劇団って食べ物に対する執着が凄いっしょ?
    したら、ここの主宰(脚本家)がドクターに食事制限されてるらしい・・。
    好きなものをたらふく食べられる幸せ。
    案外、制限されないワタクシ達には気が付かないよね~(^0^)

    案の定、この日はケーキを食べたわさ!(^0^)

    2009/03/08 11:39

    これは美味しそうな作品ですね・・。

    採り上げている題材も興味深いし、着想も面白そうです・・。

    この劇団、いつも綿密に題材を精査して取り組んでいますし、とても丁寧な作品作りをしますね・・。

    お、今回はこの話でくるか、みたいな・・。

    今回も満足できたようで、素晴らしいですね・・。

    2009/03/07 23:44

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