満足度★★★★★
鑑賞日2018/06/28 (木) 15:00
座席J列12番
価格3,300円
2006年の映画、2008年の舞台版のいわば「セルフカバー」。
ベタなまでの人情譚にその道のプロ並みの一芸披露という昭和芸能舎の十八番パターンにして真骨頂、しかもクオリティは上がる一方という。
具体的には冒頭場面で「あんなだった」ヒロインがそこまで成長したか……とか、稽古場面でメンバー毎にできていたりまだ下手だったりとフラの上達具合がまちまちなのが巧い。(もちろんクライマックスではきちんと合う)
キャストは憎まれ役の反対派を演じたベテラン勢が一筋縄ではいかない頑固者っぽかったのとコーチにいかにも第一線のダンサーでした感があった一方、一部のフラガールは(田舎娘という設定にしては)垢抜けて見え、映画での蒼井優にひけをとらない「芝居のウソ」ぶり。(笑)
クライマックスのフラ場面は、2008年の赤坂ACTシアター版に対して劇場サイズが小さい分、少数精鋭で客席も近いのでごまかしも利かなかろうところ、お見事♪
ちなみに「舞台 フラガール」は2008年7月31日に赤坂ACTシアター1階C列12番で観た記録があるが、S席9000円……(白目)