死者の物語二本立て上演「丯淡木幡小平次」「死者恋」 公演情報 死者恋・小平次二本立ての会「死者の物語二本立て上演「丯淡木幡小平次」「死者恋」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/06/01 (金) 19:00

    座席1階1列

    「死者恋」1人芝居、怪異譚。20歳で自殺した若き画家の日記から派生するおどろおどろしい人間模様。はて、誰が狂っているのか???八十川真由野さんの芝居は巧みで、幾つもの謎が徐々に解けていき、ラストに至るまでの進行は淀みない。(ネタバレ)

    「丯淡木幡小平次」オールメイル劇。南北の戯作を、メタレベルと多次元で見せる痛快(?)怪異譚。死なない小平次といった設定を存分に生かして、その小平次を見つけようと演技に没頭する役者たち。本当に小平次は死んでいないのか、生きているのか?小平次とは何者なのか?
    文学座有志の力量満開の一作。望む再演!!!!

    ネタバレBOX

    「死者恋」ただし、1人芝居であるがゆえに、幾つものの怪異は主人公からの効き伝えになってしまい、インパクトに欠けるといった難がある。登場人物同士が、いろいろと繋がっている中で、「えっ!」と驚いても、視覚的な連鎖がないので、ショックが弱い。
    また、結局は主人公自身で、他人の役を演じなくてはならず(忍さんや画家のお母さん)、語りではなく、別人物の演技をしなければならいとなると、1人芝居としての意味がなくなる(1人語りではないので)。

    ラストの幽霊が訪れるシーンも、その状況を単に口頭で説明し、ライターを襲う恐怖も口伝えでは、中々、こちらに伝わるものではない。
    むしろ潔く、舞台空間を区切って、複数人で山荘内での会話と、過去の回想シーンを分けて進行した方が、怪異の伝わり方や展開の異常さが強調されて、ドラマ展開としては高揚感があったように思う。

    「丯淡木幡小平次」小平次役が、場面場面で入れ替わる趣向は、小平次Who?というテーマをうまく生かしていて、とても小気味がよい。

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    2018/06/06 10:21

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