満足度★★★★★
人は大事なものを失うと、それを繕おうと、そのぽっかり空いた穴をそのままに、硬い殻に感情を押し込めたり、その痛みや悲しみをそうではないと知りつつも誰かのせいにしたり、果ては暴力に及んだり・・・歪みが生じるものだと強く感じた。その歪みの中にいるからこそ、なんとか自分を保て、そして自分を嫌悪する。それを埋めてくれる誰かと、時間というものがゆっくりと本当にじれったいくらいゆっくりとその穴を消していくのだなと感じた。お初でこんないろいろな重い感情がどんどん飛び込んでくる!見応え有りでございました。
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2018/06/01 09:13
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