満足度★★★★★
鑑賞日2018/04/24 (火)
ナイロンの舞台のオープニング?プロローグ?大好きです。
今回は特に面白かった。映像(プロジェクション・マッピングとか言うですか?)を使い、物語への期待を膨らませていくケラさんのセンスは抜群!
たまに真似したようなのに出会うけども、次元が違うのですよ。
さて、物語は庭の大きな樫の木に見守られた一つの家族の歴史・・・樫の木だけが知っている家族の秘密。
この家の娘ティルダ(犬山イヌコ)と親友のコナ(峰村リエ)を中心に、彼女たちの成長と人生、家族の歩みを、彼女たちがこの世を去るまで観せてくれました。
親子関係、夫婦関係、兄妹の関係、それぞれの行動が生き方が、影響を与え合って、その家族の歴史が作られていく・・・。
ナイロンの女優さんたちが大好きです。
イヌコさん、峰岸さんの二人はとても魅力的でした。
松永玲子さんのティナのお母さんが印象に残ります。夫の言うなりの人生、悲しい母親・・・老いた彼女の足を引きずって歩く姿はせつなかったです。そして、もう一役のコナの娘の老年期の落ち着いた笑顔はすごく素敵でした。
村岡希美さんの意地悪な同級生も大好き。
子ども時代の意地悪さそのままに大人になった彼女が、とてもインパクトがありました。
メイドのメアリーの長田奈麻さんの語りが心地良くて、優しくて、彼女の家族に対する愛情をとても感じました。
みのすけさんのチャドが、すごく好きなキャラです。
面白すぎ!でも、哀愁があるんですよね。
影を作るのがとてもうまい人!
とにかく面白かった!
ありがとうございました