満足度★★★★
鑑賞日2018/03/17 (土)
大好きで応援していた宝満直也くんが、新国立劇場バレエ団からこちらに移籍しました。
その初めての作品で、彼は悪役のボスパシャ・ザイードを演じ、振付助手も担当しました。
この新製作の海賊では、パシャ・ザイ-ドもたっぷりとダンスがあり、すご嬉しかったです。
演技力もあり、キレキレダンスの彼は、とてもかっこいい悪役でした。なので、逃げ出したいギュルナーレ(佐藤圭さん)はここにいてもいいじゃないのぉと、思って観てました(笑)
振付はどこを担当されたかは知らないですが、男性ダンサーさんの踊る場面がたくさんあって、大満足でした。迫力があり、盛り上がりました。
宝満くん、新国立劇場バレエ団を辞めたのはバレエ団にとって大きな損失だと思います。彼ほどの才能を生かしきれなかったのは、残念としか言いようが無いです。でも、彼が選んだ新天地で、彼の持ち味をたっぷりと生かし、これから世界に通用する振付師、ダンサーになっていただきたいと思います。応援します!
奴隷アリが、なんと!新国立劇場バレエ団のプリンシパルの奥村康祐くんでした。すごいことですよ!
我らの王子が奴隷あせるしかし、ダンスシーンたっぷりで、そのクオリティの高さを、しっかりと見せ付けてくれました。
品のよさと輝きは隠せないので、どこかの王国の王子が幼い頃に誘拐されて、奴隷になったのね・・・・と、お友達と話してました。
しかし、まさか奥村くんのアリを観れるなんて!至福でありました。
申し訳ないほどにこの二人しか観ていなかった私ですが、新しいものを作り出したバレエ団のエネルギーに拍手です。
ちょっと欲を言えば、主役二人の女性ダンサーさんの衣装がとても似ていて、わかりにくい感じでした。
もっと変化があったほうが、良かった気がします。