ライラック 公演情報 さよなら宇田川町「ライラック」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2016/03/20 (日) 19:00

    価格2,700円

    4つの場で併行して進行する出来事がやがて……な物語、その関連を推理しながら観るのも一興。σ(^-^)は2つ読めた。
    また、各場が丁寧なのと、奥底にうっすらとした優しさが感じられるのはいかにも河西戯曲。カーテンコールのシカケも巧く、最後のアレは好き。
    あと、序盤で「言い訳」をして終盤でその言い訳のまた言い訳をするのも好き。(謎笑)

    アフタートークで映画監督の古澤健さんが語られた深読み・誤読に、そういうのが得意な身(爆)として共感し親近感を抱く。また、役者体験を通じてダメ出しを受けた役者の気持ちがワカったという経験談も面白かった。

    しかし、客入れ時にミラーボールがないのは片手落ちでは?(ほぼ冗談)

    ネタバレBOX

    読めたのは上手手前で進むエピソードの夫と下手手前のエピソードの元カノの関係。そして終盤になっても他3つとの関係性が見えてこない下手奥のエピソードの真相。
    下手奥のエピソードの2人はカーテンコールでもその位置のままで、カーテンコール後の2人の会話から他の3つのエピソードが劇中で「あんどうくん」が執筆していたものだと明かされるのが巧み。

    また、序盤の「隣がダンススタジオで音楽やステップ音がうるさい」(実際は階下がダンススタジオ)という言い訳台詞に「その台詞、唐突で不自然じゃない?」とツッ込みを入れるのは愉快だし、「いくちゃん」が「私、いないんだからね」と言うのは大好きなパターンの1つ。

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    2018/03/29 09:06

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