満足度★★
鑑賞日2018/03/02 (金) 19:00
座席1階B列9番
桃じい(老後の桃太郎)、お岩(桃太郎のおつき)が出てきた冒頭の部分では、その安定した演技に期待感が高まり、これは2時間楽しめるな、と。
でも、30分も経つと失速感がすごい。
よくあるパターンに陥ってしますうんですよね。
活劇を中心とする劇団がはまりやすいのは、
①設定の説明(これは必要なのですが)
②活劇
③裏切りや事件
④愛情ないし友情による翻意
このパターンで、②と③をいかに増やすかで物語を進めること。
別に悪いと言わけではなく、②と③が単に場面転換のためだけに、同じテンポ、トーンで繰り返されるので、すぐに退屈してしまう。
で、最後はめでたしめでたし、なんだけれども、破綻がなければ、意外性もなく、童話やおとぎ話が持つ妖や残虐性があるわけでもない。
そしてよくある、死んだ人物がいつのまにか生き返っていたり、死んでなかったりで、よく判らない。おいおい、お前は少年ジャンプかい、という展開で、悲劇性のかけらもない。
物語としては面白い設定なんだけれどなあ。残念。
うーん、端の席だったら立ち上がっていたかもなあ。
2018/03/07 18:21
また、貴重なご意見、ご感想をいただきまして、ありがとうございます。
いただきましたご意見を今後の公演にて活かせるよう、精進してまいります。
またご機会がございましたら、ぜひともご観劇いただき、またご意見をいただければと思います。