勧進帳 公演情報 木ノ下歌舞伎「勧進帳」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ネタバレ

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    木ノ下歌舞伎の『勧進帳』を観劇。

    内容は変えずに、セリフは現代口語で、舞台セット、衣装、音楽などは大きく変えている。
    武蔵坊弁慶は外人で、体格は大きく、関西弁を喋り、義経は男性の設定だが、女性が演じている。
    義経と弁慶と家来達が関所をどのようにして超えて行くか?を弁慶たちと関所を守る冨樫左衛門の二つの視点で描きながら、関所を超える瞬間をクライマックスと思わせながら、難を逃れた後の弁慶と義経の愛の形を最高の形で見せてくれる。
    だがそれも主従関係なので、手さえ握れず、側にも寄れず、見つ目合う事すら出来ず、言葉もない中で、二人は微動だにせず、その後ろで家来たちがラップの歌いながら、その歌詞が彼等の心情を表し、深くつき刺さるのである。
    もう涙が出ない訳がない。
    そしてこれこそが『勧進帳』いや歌舞伎の一番面白い所を一番面白くするのが、木ノ下歌舞伎の得意とするところである。
    今作は再演で、既に傑作と言われているが、傑作ながら、一級品に仕上がっているのは間違いなのである。
    そしてこれから一週間程、今作の感激が自身から離れずにいるのであろう…….。

    お勧め。

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    2018/03/02 19:45

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