満足度★★★★★
タイトルのイメージから、何やら学術的要素が入った難モノだったらどうしよう。という心配をよそに
step1.「何だ、この人達?」の興味心からグイッと作中に引きずり込まれーの
step2.その世界観を舐めまわす様に堪能した後
step3.とどめを刺すエンディングに唖然とする
そんな短編の醍醐味を完備した作品陣。(計4パート)
脚本・演出担当者が3名、パートによって脚本と演出の組み合わせがシャッフルされた構成。
私は、劇団 背傳館 高尾氏の作演出が目当てだったのですが、もはや誰の作風がどうのこうのはドロドロに溶け合い、もう役者さんの醸し出すキャラクターの妙も相まって、あちゃこちゃで化学反応が起こっていたのではないかと思わせる、妖しい実験室の様な公演でした。
これがタイトルにある「液化」の意味するところなのであれば・・・液化成功だと思います。