見よ、飛行機の高く飛べるを 公演情報 ことのはbox「見よ、飛行機の高く飛べるを」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/02/14 (水) 19:00

    座席1階2列

    価格0円

    チケプレ当選にて観劇させていただきました。
    でも遠慮なく感想は書かせていただきます。

    まず受付ですがあれだけ長い列ができても1人で対応はいかがでしょうか。
    一時的に2人体制にすべきです。しかも私の名前は見つからず、後ろに並ぶ人に申し訳ない気持ちになるばかり。目標や目的に付随するリスク管理ができない劇団はどんなにいい作品を作っても顧客の満足度はあがりません。受付からもう幕はあがっているのです。ご一考をいただきたいです。

    さて作品ですが。
    何度も再演されているこの作品を私は初観劇です。
    2時間半という長時間もスイスイと流れる心地よさ。序盤から光島演じる春名さん持ち前のキャラクターも生かした演技は笑いも誘い物語は華やかに進んでいきます。

    W主演となった杉坂演じる廣瀬さんの存在感も大きかったです。
    ラストの窓を見上げるシーン。無駄な台詞はなくその背中が彼女の心境をちゃんと伝えていました。

    退学あり、反抗あり、憤りあり。あの頃の女学生の感情だけでなく、彼女たちを取り巻く大人たちの葛藤も引き出されていました。私はここがこの作品の見せ所と思いました。大人も少し息苦しい世の中において、彼女たちはどんな未来を描いていたのでしょうか。

    所々いいシーンは何度もあり、訴えて来るものも伝わってきました。しかし観終わったときの感想は「少し物足りない」。脚本を一部削っているらしいのですが、原作を知らないのでそれが要因かどうか私には判断つきません。

    (ネタバレに続く)

    ネタバレBOX

    光島がろうそくの明かりだけで朗読をするシーン、安達先生が窓から入ってきた下りのシーン、木暮が男の名前を連呼するシーンもよかった。

    しかし「当時はこういったことの繰り返しだったのだろう」と想像するのがとても大きく、朝ドラを一気見した気分であるのは否めません。

    新庄先生の光島への告白はストーリーの舵を大きく切る要因になりますが、どうしてもあそこは話が飛び過ぎていてしっくりしません。先生が迷子になる布石はそこで回収されますが、光島がときめいていたのは窓から校庭を見るときぐらい。ここにもうちょっと「優等生」とは違った顔を見せる演出が欲しかったです。

    と書き綴りましたが「少し物足りない」を感じた理由にはなっていません。
    きっと他の演劇をみることで気付くことでしょう。そんな私のいまの感想です。

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    2018/02/15 09:57

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