男装音楽劇「宝島」 公演情報 青蛾館「男装音楽劇「宝島」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    歌とセットといろいろな小道具のセンスの良さ。
    生演奏で、最高に楽しい歌とダンスの舞台。

    (以下はネタバレBOXへ)

    ネタバレBOX

    本のようなカモメが飛び、水兵さんたちが観客を迎えた。

    シルビア・グラブさんの歌が上手いのは当然としても、「海」に関する合唱が素晴らしくて素晴らしくてグッときた。音楽劇ではなかなかない感じ。
    ジョン役の佐藤真弓さんが良かったし、二本指と黒犬コンビの澤田育子さんの表情とか高山のえみさんとかもとても良かった。

    子どもの観客をきちんと意識した演出だったので、子どもさんたちも楽しめたと思う。
    シンプルなセットや美術もセンスがある。
    青い水の入った瓶とか。
    美術と映像は、青山健一さんという方が担当している。

    演出のテンポ、緩急も上手く、前半40分、後半40分に無理なくまとめていて、飽きさせない。
    子どもだって飽きなかったと思う。


    ラストはジョンが手に入れた宝を観客全員にもお裾分けしてくれる。
    俳優たちが直接舞台を降りて全員に手渡してくれるのだ。

    おはじきが入ってるセンスの良さ。
    そして宝島の地図には、10年後の2028年青蛾館の招待券が付いている! 

    10年後自分はどうなっているのだろうか、なんてことを考えた。
    たぶん観客全員が考えたのではないかと思う。
    特に子ども連れの親御さんたちは、我が子を見ながらしみじみ考えたのだと思う。
    これが本物の「宝物」だ。
    素敵な「宝物」をもらった、いい舞台だった。

    2部の始まりに撮影会があった。
    のぐち和美さんが真珠貝のような中に横たわって出てくる(たぶん『ヴィーナスの誕生』笑)。角度を変えて撮影しやすくしたり、子どもさんを舞台の前に呼んで撮影させたりと、サービス満点。

    のぐち和美さんの最後の挨拶は泣ける。

    0

    2018/02/13 06:04

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大