満足度★★★★★
人の内面をザックリと抉り出しながら適度なディフューザーで誰もが見易い表現に抑え現代社会に突きつけられた問題性の提起をあわせ投げかける秀逸な脚本。座付き作家として緩急自在に投げわける柔軟な物語性は劇団の幅を広げているよう。シンプルな舞台美術も変幻自在に生まれ変わりその場を違和感無く作り上げる。脳内記憶と現実社会、そして踏み込めない心内。行き交う記憶と思いの歪。物語が紐解かれページが開かれる度に結びつく様々な謎と伏線が心地よい。
ネタバレBOX
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2018/01/03 13:30
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